藤沢は住みやすい街?家賃・交通・周辺環境を調査!

神奈川県藤沢市は湘南地区の東端にある市です。湘南のシンボル・江ノ島や新江ノ島水族館など、観光客が訪れる有名な人気スポットがある街として知られている藤沢市ですが、実は住みやすい街でもあることをご存じでしたか?

こちらの記事では交通アクセスや子育て環境、治安などの面から藤沢の住みやすさを徹底解剖。「いつかは湘南に家を持ちたい!」「都心から近く自然豊かな場所で暮らしたい」という方は、住まい探しの参考にしましょう。

藤沢の交通アクセス

藤沢駅には次の路線が乗り入れています。

  • JR東海道線
  • JR湘南新宿ライン
  • JR上野東京ライン
  • 小田急電鉄江ノ島線
  • 江の島電鉄

藤沢駅から東京駅までは乗り換えなしで約45分、渋谷駅までは約47分、新宿駅までは約55分で到着。JR根岸線や横須賀線など、計11路線が乗り入れる横浜駅には約20分で到着します。
江の島方面へは江ノ島電鉄が便利で、藤沢駅が始発駅になっているので、湘南の雰囲気を感じながらゆっくり海岸沿いを移動できます。

電車での都内へのアクセスがいいのはもちろんのこと、藤沢はバスの利便性がいいのも魅力です。藤沢駅前からは、羽田空港と成田空港行きの直行バスが出ているため、海外旅行や国内出張の際も便利です。

藤沢の価格相場

マンションレビュー調べの「2022年4月 全国市区町村中古マンション価格ランキング100」によると、藤沢市と隣接する鎌倉市、茅ヶ崎市の中古マンション価格は次の通りです。

市区町村名 推定価格(70㎡換算) 坪単価
藤沢市 3427.60万円 161.87万円
鎌倉市 3519.07万円 166.19万円
茅ヶ崎市 3162.91万円 149.37万円

※データ出典:マンションレビュー調べ『全国市区町村 中古マンション価格ランキング100』

全体の順位でみると、鎌倉市が52位、藤沢市が57位、茅ヶ崎市が65位です。
また参考までに、同じエリアの賃貸物件の家賃の平均も紹介します。

間取り 藤沢駅 鎌倉駅 茅ヶ崎駅
ワンルーム 6.19万円 8.77万円 5.38万円
1K 7.16万円 8.60万円 5.90万円
2LDK 15.33万円 15.45万円 16.18万円
3LDK 19.60万円 17.50万円

※データ出典:ライフルホームズ

駅近物件や新築に近い物件だと家賃相場が高めですが、駅から少し離れた場所や築年数のたった物件などは比較的手ごろな値段で借りられます。

藤沢の周辺環境

より快適に便利に暮らすには、住む場所の周辺環境はとても大切です。こちらでは藤沢の買い物や子育てに便利な場所、公園の数やおすすめスポットを中心に紹介していきます。

買い物情報

藤沢駅周辺では、駅直結の「ルミネ藤沢」や「リエール藤沢」が買い物に便利。また駅から徒歩5分圏内のところには、「ダイエー藤沢店」や「成城石井さいか屋藤沢店」、「オーケー藤沢店」などのスーパーがあります。
藤沢駅南口から少し歩いたところには「イトーヨーカドー藤沢店」があり、藤沢駅北口側には家電量販店や家具店などの専門店が充実。

また藤沢駅周辺だけでも北口・南口あわせて計12もの商店街があるので、地元に根差したお店が利用できます。
藤沢駅から線路沿いに西側に行った先には、「湘南モールフィル」や「Luz湘南辻堂」、隣の辻堂駅前の「テラスモール湘南」などの複合商業施設があるので、食品はもちろん普段の生活に必要な生活雑貨や衣料品の買い物にも困りません。



子育て・教育

藤沢市は中高一貫の私立学校や慶応義塾大学の湘南藤沢キャンパス、湘南工科大学があることから文教地区としても知られています。駅前中心に学習塾があり、子どもを小学校から私立に入れる家庭も多いので、子どもを育てるのに適しています。

また藤沢市では、出生から就学までをサポートする様々な子育て支援を実施。市内に4か所ある子育て支援センターは、子どもと一緒に遊べるスペースがあるほか、子育てアドバイザーによる子育て相談も受け付けています。
藤沢市では0歳~小学校卒業までの子どもは、自己負担なしで医療機関への通院や入院が可能です。中学生以下は所得制限がありますが、卒業するまで医療費助成制度を受けられます。

公園の数

藤沢市内には大小さまざまな公園があり、県立公園3か所を含めると全部で318か所もあります。中でもアスレチック遊具がある「藤沢少年自然の森」や、プールなどの施設が充実した「秋葉台公園」が子どもを遊ばせるのにおすすめ。
湘南の海沿いにも、神奈川の公園50選に選ばれた「辻堂海浜公園」や、海岸沿いに2㎞も続く「湘南海岸公園」などの公園があります。
市内には住宅街の周辺に比較的大きな公園もあり、子どもが外で思いっきり体を動かすのに十分な環境です。



おすすめスポット

藤沢市の観光スポットといえば、なんといっても湘南の海。江の島周辺の鵠沼海岸や片瀬江ノ島海岸では、一年中マリンスポーツを楽しむ人でにぎわっています。ただし海岸線を走る国道134号線は、ハイシーズンになると観光客やサーファーの車で渋滞するので注意が必要。
子ども連れのファミリーにおすすめなのが、片瀬江ノ島駅から歩いて行ける「新江の島水族館」です。館内にはクラゲが泳ぐ「クラゲプラネット」という球形水槽があり、「相模湾大水槽」は圧巻の大きさです。

藤沢のおすすめスポットは、沿岸部だけではありません。家族でブルーベリー狩りが楽しめる「藤沢ブルーベリーファーム」や、県内最古の五重塔がある「龍口寺」など見どころはたくさん。休日に、家族や友達同士でぜひ訪れてみては?

藤沢の治安

藤沢市の犯罪認知件数は、令和3年の一年間で1,631件。平成14年をピークに平成25年は3,795件、平成30年は2,400件と年々減少傾向にあります。
藤沢市では平成16年度に、防犯対策事業を市の重要課題に位置付け、様々な防犯の取り組みを行っています。
例えば子どもと一緒に安全マップを作成し、安全な場所と危険な場所を子どもが認識しやすい取り組みをしています。また行政と地域住民による防犯パトロールや、まちの落書きを消す活動、安全・安心ステーションの設置などの防犯活動も活発。
駅前の繁華街や広場を中心に防犯カメラが設置されているので、犯罪の抑制にも役立っています。

※データ出典:刑法犯罪名別市町村別認知件数

藤沢の魅力

藤沢市の人口は2022年6月1日現在で442,783人。年々増加傾向にあり、東京都心のベッドタウンという側面もあります。そんな藤沢市の魅力や特徴について、詳しく解説していきます。

利便性が高い

藤沢市の魅力は、何といっても利便性の高さです。東京駅や新宿駅まで1時間以内で通勤通学できるということで、交通アクセスは抜群。車での移動も便利で、南北方向に国道467号線が走り、東西方向に国道1号線が走っています。また湘南の海岸沿いには国道134号線が通っているので、ビーチのはしごも可能です。

駅周辺にはスーパーや飲食店がいくつもあり、大型のショッピングセンターも充実。藤沢駅から徒歩5分の所には、市役所や税務署、ハローワークなどの行政機関が集まり、様々な手続きがしやすくなっています。
市内には藤沢市民病院や湘南藤沢徳洲会病院などの医療機関があり、いざというときも安心です。

自然が豊か

藤沢市は、海をはじめとする自然が豊か場所でもあります。海岸から少し離れていても、小田急線や江ノ電などで気軽に湘南の海まで行くことができます。休日には海岸線をのんびり自転車でサイクリングもいいですね!また内陸側には住宅地の中に引地川沿いの親水公園や少年の森、秋葉台公園などの緑が豊富な公園があります。

藤沢市では都市開発における自然環境の保全に力を入れていて、市役所内に「みどり保全課」を設置して樹林の保護や市民と連携した街づくりを実施。藤沢駅周辺は商業施設や高層マンションがありますが、駅から少し離れると高いビルがなく、適度に配置された緑地とともに街の景観が守られています。

藤沢市内にはナシなどの果物やほうれん草、トマト野菜の栽培も盛んです。市内で取れた農産物は直売所や産直などで購入できます。自分の子どもの食育にも良い環境が、藤沢市にはそろっています。

いかがでしょうか?
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記事監修

林 貴之(宅地建物取引士)

宅地建物取引士の有資格者。戸建・マンション・新築・中古と幅広い不動産仲介を経験。「中古戸建・中古マンション・新築戸建・リフォーム・リノベーションなど様々ある選択肢の中から、お客様の想い描く理想の暮らしに合った住環境、長期的な暮らしの視点から最適な物件をご提案します。どうぞお気軽にご相談ください」

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