住みたい街ランキング2022!神奈川で人気の街の特徴とは?

都内へのアクセスが良く、日本有数のビーチスポット・湘南を有する神奈川県は、「住みたい街」「住み心地のよい街」ランキング常連の街がいくつもあります。そんな神奈川県内ではどんな街が人気なのでしょうか?
こちらの記事では、神奈川県内の住みたい街ランキング上位の街を詳しく紹介。住みたい街の基準となる項目やチェックポイントも分かるので、自分の住む街を探す際の参考にしましょう。
目次
神奈川県の「住みたい街」上位はどこ?
大東建託が回答者50名以上の自治体を対象に、2019年~2022年までの回答を集計した「街の住みここちランキング2022 自治体ランキング〈神奈川県版〉」による、神奈川県の住みたい街の1位から10位までの結果はこちらの街です。
第1位 | 横浜市都筑区 | 偏差値:68.6 評点72.7 |
第2位 | 三浦郡葉山町 | 偏差値:66.9 評点72.0 |
第3位 | 横浜市西区 | 偏差値:66.0 評点71.7 |
第4位 | 横浜市青葉区 | 偏差値:63.7 評点70.8 |
第5位 | 川崎市中原区 | 偏差値:63.2 評点70.6 |
第6位 | 鎌倉市 | 偏差値:61.3 評点69.9 |
第7位 | 横浜市中区 | 偏差値:61.3 評点69.8 |
第8位 | 藤沢市 | 偏差値:61.1 評点69.8 |
第9位 | 足柄上郡開成町 | 偏差値:59.6 評点69.2 |
第10位 | 川崎市麻生区 | 偏差値:58.2 評点68.6 |
偏差値:評点の平均値が50になるように変換し、評点が平均値からどの程度差があるかを数値化したもの
評点:大変満足している:100点、満足している:75点、どちらでもない:50点、不満である:25点、大変不満である:0点としたときの平均値
県庁所在地の横浜市では、4つの区がランクイン。東京都と接する川崎市では、麻生区と中原区が住みたい街に入っています。それ以外では、葉山御用邸のある葉山市、歴史ある鎌倉市なども人気です。
「住みたい街」ランキングTOP5を紹介
ではランキングTOP5に入った街の特徴を、簡単に紹介します。
横浜市都筑区
神奈川県内の住みたい街ランキングで1位になったのは、横浜市都筑区です。横浜市の北部にあり、20年間毎年人口が増え続けていて、特に若いファミリー層に人気の街。
中でも、市営地下鉄のセンター北駅を中心とした「港北ニュータウン」の開発によって、住みよい街づくりが実現しています。
駅前には商業施設が充実しているほか、歩行者と自動車専用道路を分けた道路設計が特徴で、公園や緑地といった自然が身近に感じられるエリアでもあります。
都筑区は横浜市内でも私立高校への進学率が高く、教育意識が高い住民が多いので、子どもを育てる環境として適している街です。犯罪発生率が比較的低く、治安がいいのも魅力です。
三浦郡葉山町
2位の三浦郡葉山町は三浦半島の西北部にあり、皇室の別荘「葉山御用邸」があることで良く知られています。県内屈指の高級住宅地があり、気候が温暖で、町内に駅はありませんが東京都心や横浜へのアクセスが良いのも魅力。
相模湾に面した海岸の向きからヨットが盛んで、内陸部には山もあるため自然が豊かです。御用邸があることなどから警察の巡回が多く、犯罪発生率も市内トップクラスで低いので安心。オシャレなカフェやミシュランガイドに載る名店、2016年に開業した複合商業施設「葉山ステーション」などもあるため、グルメや買い物にも便利です。
横浜市西区
横浜市西区は横浜市の中央部にあり、市内に18ある区の中で最も面積が小さいのが特徴です。神奈川の中心駅・横浜駅があることから都心へのアクセスが良く、品川駅まで約20分、渋谷駅までは約30分で到着します。
西区の沿岸部にはみなとみらい21地区があり、横浜ランドマークタワーや遊園地、美術館やコンサートホールなどが集約されています。
一方で、市街地には昔ながらの商店街が残るなど、下町情緒を感じられるのも魅力。「横浜の玄関口」としての都会的な顔と、下町的な生活の両方を味わえるのが、西区の良さです。
横浜市青葉区
ランキング第4位の横浜市青葉区は、横浜市の北西部にあり、人口・面積ともに18区の中で2番目の規模があります。1966年に東急田園都市線が開通したのを機に、駅周辺を中心に大規模な開発が進められ、住宅地が造成されたことで人口が増加しました。
青葉区のあざみ野駅から渋谷駅までは、乗り換えなしで約23分という交通アクセスの良さ。「丘の横浜」という名の通り、自然豊かな田園風景が身近にあるのも魅力です。
市街地は厳しい建築ルールの下で街並みが整備され、ショッピング施設が集まる商業地区と、住宅地区とが完全に分離されているのも、青葉区の特徴です。
川崎市中原区
川崎市中原区は川崎市の北東部にあり、東京都大田区や世田谷区と接しています。人口は平成に入ってから増加し続け、今後もさらに発展が期待できる街です。
平成22年にJR横須賀線の小杉駅が開業したほか、区内にはJR南武線、JR湘南新宿ライン、東急東横線、東急目黒線が乗り入れています。武蔵小杉駅から新宿駅までは、JR湘南新宿ラインで約10分というアクセスの良さが魅力。
駅前には、「ららテラス武蔵小杉」や「イトーヨーカドー武蔵小杉駅前店」などの商業施設が充実していて買い物に便利です。
駅前を少し離れると、等々力緑地や二ケ領用水なども見られ、自然が身近にあるのも住みやすい理由となっています。
住みやすい街の指標
住みやすさを左右するのは、次の5つの指標がポイントになります。
- 都心までのアクセス
- 周辺環境
- 住環境
- 治安
- 子育てのしやすさ
それぞれの指標について詳しく解説していきます。
都心までのアクセス
都心へ通勤通学する人にとって重要なのが、都心までのアクセスの良さです。街に通っている路線の種類や本数、乗り換えの有無や主要都市までの所要時間などをチェックしましょう。
またいくつもの路線が乗り入れている、「ハブ駅(拠点駅)」へのアクセスのしやすさも重要。他にも快速・急行が停まるかや、複数路線が使えるかについても確認が必要です。
特に毎日の通勤で電車を使用する方は、最寄り駅が始発駅になっているかについてや始発本数の多さも確認したいポイントです。午前7時~8時台の始発本数が多いと、座って通勤できます。また混雑率や最寄り駅の利用客数が低いと、通勤ラッシュを極力避けられます。
周辺環境
家を購入する場合は、住むところの周辺環境も重要です。買い物に便利なスーパーや商業施設、駅周辺の商店街や車で行ける複合商業施設などをチェックしましょう。
また医療機関や公園、文化施設や行政施設など日常生活を送るのに必要な施設の数および充実度なども、住みやすさに大きく左右します。
特に小さな子どもがいる場合や、これから子どもを考えているという方は、保育施設や学校の場所も重要です。小児科のある病院も近くにある方がいざというときも安心できます。
周辺環境は、家族構成やライフスタイルなどによって、どんな施設が重要になるか変わってきます。すべての施設がそろっている場所を見つけるのは難しいため、自分の家族にとってどんな施設が重要になるか、優先順位をつけて家を購入する場所を選ぶようにしましょう。
住環境
家を購入するにしろ、賃貸物件を借りるにしろ、立地や住環境は重要です。まずは不動産の物件情報などを見て、ファミリー向け物件の数や、どのような人が多く住んでいるかなどをチェックしましょう。
エリアによっては、単身者や学生が多い街、ファミリー層が多く住んでいる場所などと分かれている場合も。
また幹線道路の近くや繁華街の近くは、夜遅くまでうるさいことが多く、交通事故や治安の面からも避けたいところです。静かなところで暮らしたい方や、自然を身近に感じながら子どもを育てたいという方は、都市部だとちょっと…と思われるかもしれませんが、都心に比較的近い場所でも、大きな公園や緑地が整備されたりと、希望が叶う地域も少なくないはずです。
治安
犯罪が多いところでは安心して暮らせません。治安の良さも、住みやすい街に必須な条件です。街ごとの治安の良さ(悪さ)を調べるには、管轄している警察署が出している「犯罪認知件数」や「犯罪発生率」などを見ることで分かります。
神奈川県では、神奈川県警発表の「刑法犯 罪名別市区町村別 認知件数」でチェックできます。
また街独自に取り組んでいる、防犯対策も知っておきたいところです。官民一体となって防犯パトロールを積極的に行っていたり、防犯カメラ等に助成金を出している自治体は、市民の防犯意識が高い傾向にあります。
子育てしやすさ
子どもがいるファミリーの場合、子育てしやすさもチェックしたいポイントです。特に共働きで子育てを考えている方は、行政や周りの人の手も借りなければならない機会があるはず。
そういったことを見越して、子育て支援が充実している自治体や、民間の保育施設に入りやすい地域を選ぶのも重要です。
子どもの医療費の助成制度がある自治体なら、いざというときの医療費負担が少なくて済みます。さらに教育環境も、子育てをするうえで重要なポイントになります。進学校への進学率や教育環境の充実度合いなどもしっかりと確認しましょう。
ちなみに神奈川県内で子育てをしたい方には、県や市町村独自の子育て支援についてまとめた、こちらの記事が参考になります。神奈川県内で住まいをお探しの方は、エリアを選ぶ目安にしてください。
まとめ
住みやすい街を探すには、都心までのアクセスや周辺環境、治安や子育てのしやすさは要チェック。また自分自身や家族にとって、どんな施設が身近にあると便利かを想像しながら探すといいでしょう。
立地の良い物件は、手放す場合でも売却しやすく資産価値という面からも優れています。神奈川県内で住まいを探す場合は、上で紹介した「住みやすい街ランキング」を参考にして、あなたやあなたの家族が快適に楽しく暮らせる街を選んでください。
自分で物件を探す時間がないという方や、専門家の意見を聞きながら中古物件をリノベーションしたいという方は、物件探しからリノベーションまでワンストップで行える当社がおすすめ。
神奈川エリアで暮らしたい方は、ネクサス・アールハウジング湘南にぜひご相談ください。
関連記事
神奈川県は津波が心配?どこまで来るの?対策はされている?
2022/10/31
海沿いで快適に暮らすために!塩害の基礎知識と対策を解説
2022/05/24
本厚木は住みやすい街?家賃・交通・周辺環境を調査!
2023/01/25